浮気調査や不倫調査で「成功報酬制」を導入している探偵事務所のメリットとは?

不倫調査や浮気調査の結果ができて、その証拠を元に示談をすることもあります

2017年11月13日 18時25分

 
ご主人や奥様の不貞行為に悩んで探偵事務所に調査依頼をします。依頼者の目的は大きく二つにわかれます。
1番目は「証拠を提出して、不倫関係を解消してもらうこと」です。
2番目は「証拠を提出して、離婚をすること」です。
 
どちらの場合でも家庭裁判所に申し出をします。その訴えが妥当であると判断されれば、示談に進みます。
何かしらの結論が出てきますが、すんなりと進まず泥沼状態になることも珍しくありません。ここでは、この二つの示談について迫ってみましょう。
 
不倫が発覚しても結婚生活をこれまで通りに継続したい場合の示談
 
具体例を出したほうがわかりやすいので、ご主人が不倫をしていると想定します。
奥様が探偵事務所に依頼をして不倫調査をして証拠を取り付けたとしましょう。
そして、奥様は不倫関係の清算だけを求めて離婚をするつもりはないというイメージです。
 
こういったケースでは、奥様はご主人と不倫相手の女性に対して訴えをすることになりますが、示談になる場合にどういった展開になるのでしょうか?
 
まずはご主人に対してですが、結婚生活を継続していく意志を持っています。
一般的には慰謝料など精神的なダメージの対価を求めることはありませんので、あくまで夫婦の間でのペナルティーを話し合うことになります。
不倫相手の女性に対しては、10万円から80万円程度の慰謝料を請求できます。
 
こういった展開になるのですが、不倫相手の女性への慰謝料が少ないと思いませんか?
しかし、法外な金額を請求した場合、相手が弁護士をたててきます。そうなると慰謝料を取り下げざるを得なくなります。
相場を知っておく事が大事なポイントです。
探偵事務所へ支払う不倫調査費用が数百万円になっているならば、ご主人に負担させることがペナルティーになるでしょう。
 
不倫関係が発覚して離婚したい場合の示談の例
 
こちらの例示しておきますと、ここでは不倫をしたのが奥様だとしましょう。
ご主人が探偵事務所に依頼を奥様と不倫男性の不貞行為の証拠を取り付けて離婚に持ち込むケースです。
この場合は、ご主人は奥様と不倫相手の男性に対する訴えができますが、示談になる場合にはどのような展開が想定されるでしょうか?
 
不貞行為をはたらいた奥様に対しては、離婚は当然ですし、慰謝料を請求できます。
不倫相手の男性に対しても慰謝料を請求できますし、奥様の分も一括で請求することもできるのです。
こういったケースが一般的ですが、離婚になる場合は「家庭生活を破壊した関係」と判断されます。
請求額の相場も上がり、奥様や不倫相手の男性に対し総額で200万円から300万円程度を求めることが可能です。
探偵事務所の不倫調査費用が数百万円となっていても、一般的にはペイできるでしょう。